おいしいものを食べると、魂が震え立つ



梨の季節ですね!

毎年、梨を食べると思い出すことがあるので
今日はそれをシェアしたいと思います。



私は、福島県の南相馬市(旧原町市)で生まれ育ちました。

多分、一般家庭よりも
果物をたくさん食べる家族で


毎年、梨の季節になると
お隣の相馬市の
梨農家さんに訪れて


何箱も買って(おまけもたくさんもらう)
おやつ、ご飯時に
よく食べていたんですね。




311があって、
山形に避難して
(山形、素晴らしかったです!)


これまで、福島で食べていたものが
食べられなくなったんです


例えば、水。


それまで福島で生活していたときは
山に水を汲みに行って
それを飲んでいたんですけど
飲めなくなって

山形の水で沸かしたお茶が
これまでと同じお茶っ葉とは思えないぐらい
味が違っていてショックだったり

(やっぱり山の水は甘いから、
お茶も甘くて美味しくなるんだよね!)

ほんとうに、お水は全然違うね〜。


でも、もう飲めないのか〜って。
死ぬ前にもう一度、飲みたいなって考えてた。


そのほかにも、野菜とか果物とかも
味が違ってて


こんなに違うんだな〜って驚いてた😳

だって、この果物食べたい!
って思って食べても

思ってた味とは違うから、
私にとっては別の果物だった。


特にね、
梨の味は、全っ然違ってたの!


その土地の味って、
あるんだなぁ、って気づいた


山形は食のクオリティーが高くて
道の駅の加工品も、本当にレベルが高くって😂
とっても美味しいものが多いの
食通の人はぜひ行ってみて!

ここで話してるのは、「違い」の話ね!






震災から数年後、
福島に戻ってきて

たまたま、相馬の梨屋さんの
家の跡の前を
車で通ったら

(梨屋さんは、311の津波で
家も梨畑も流された
人はみんな無事だった)



そこにはプレハブ小屋が
新しく建てられていて
「梨販売してます」の張り紙があったの😳




営業を再開されたんだ!と思うと
嬉しくて

その日はもう、小屋が閉まっていたから
後日家族で梨屋さんに行ったんだよね


行ったら懐かしくて
311からどうしてたか、それぞれに話をした


そのときに、
梨の試食を出してくれてね


あぁ、これまでも、
毎年来るたびに

試食をいただいてたな、と思い返して
一口食べたのね



そしたら

ずごく懐かしい味が
口中に広がって


これまでずっと、
体が覚えていた故郷の味が

一瞬で身体中に伝わって


涙がぶぁっと出て
いきなり号泣してしまった


嗚咽が止まらなくなった



「これが食べたかったんです!」


「この味が、食べたかったんです!」


って言いながら
ずっと泣いていた。



この味を食べられたことに感動してた





嬉しくて嬉しくて
しょうがなかった



泣くなんて思ってなかった




こんなに、食べたいと思ってたんだ


知らなかった




「福島の味が食べられなくて、寂しいな」
とは、思ってたけれど


こんなに、食べ物が
何か深い記憶とつながっているなんて

驚きだった



涙もろい母は、もらい泣き
梨屋さんは、追加で梨をむいてくれた笑




もうね、本当にびっくりした体験だった

ほかにも、りんご農家さんとか、

311前から、
毎年行ってたところがあったけれど

こんなふうになったのは
梨だけだったんだよね


不思議だよね〜


梨は、土地の味が
反映されやすいのかもしれない



食べたいものを食べると
魂が反応するね

だって、もう止まらなかったもん

涙と
「食べたかった」っていう言葉が


体感を通して知れたことは
私の財産になっている


食べたら
おいしいと感じるものって

何か大切なことを
思い出させてくれるのかもしれないね


そんな感動で
毎日をいっぱいにしたいな!✨



四柱推命でいうと
私は食神2つ持っててね

そのせいもあるのか
食べ物へのこだわり、色々あるんだよね

それについても書けたらいいな❣️


話とは関係ないけど
なんか雲がすごかったよ❣️

cosmopurity HP

「宇宙的な気質」を持つ方へ こんにちは、コスモピュリティです。 「自然な流れ」で現実的な一歩を踏む方法などを 宇宙的な気質を持つ当事者である 私の体験を元にまとめています。 無職で所持金14,000円で外出中に「実家に帰らずどれだけ過ごせるか」と思い立ち、そのまま帰らず6年間過ごす。 元教員& NPO累計791人の子どもと関わる。 自分の質を活かして暮らし 心を開いて優しくできる人を増やしたい。

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